第2回 ファミ通文庫大賞(2020)

大賞

該当作品なし

残念ながら、大賞受賞作品はありませんでした。


優秀賞

16年間魔法が使えず落ちこぼれだった俺が、科学者だった前世を思い出して異世界無双

ねぶくろ(著)
カクヨムで作品を読む

あらすじ
伯爵家長男、ロニー・F・ナラザリオは誰もが当たり前に魔法を使えるこの世界で、一切の魔法が使えない落ちこぼれだった。
弟のヨハンが才能を見せ始めて以降、親からも使用人からも無視される毎日。
そんなある日、階段から足を踏み外したロニーは――――、
目覚めた時、科学者だった前世を思い出していた。
科学が根付いていない魔法世界で、魔法が科学で紐解けると考えたロニーは独自に研究を始める。
その中で、実はロニーの体の中には16年間分の化け物級の魔力がため込まれていることに気付き――――?


特別賞

聖女様は残業手当をご所望です ~王子はいらん、金をくれ~

山崎響(著)
カクヨムで作品を読む

あらすじ
儚げな美貌と強大な聖魔法を持つ心優しき当代の聖女、ココ・スパイス十四歳。
……という公式設定を隠れ蓑に、常識外れな聖女様はやりたい放題ルール無用でまかり通る!
猫をかぶって理想の聖女を演じながら、引退後を睨んでせこせこ貯金に励む元ホームレスの野生児ココ。
下町を牛耳るギャング団? 国を乗っ取る王族? 陰謀を企む反主流派? 数百年ぶりに復活の魔王?
どんな相手だろうが、気に喰わなければ殴り倒して進むのが聖女様です!
聖女の横暴に胃を痛める教皇様。
そんな彼女が大好きな王子様。
聖女様被害者の会は、今日も加速度的に参加者爆増中!
これは小銭一枚見逃さない守銭奴ココちゃんと愉快な被害者(なかま)たちの、問題を腕力で解決する物語。
「ジジイ、毎年毎年一時金でごまかしやがって! 幼児の頃からいつまでも日給銅貨八枚でこんな仕事をやっていられるか!? 今年こそベースアップを要求する!」
「いい加減信仰心を身に着けんか聖女! 日給月給の聖職者なんておぬしだけじゃ!」

友人に500円貸したら借金のカタに妹をよこして来たのだけれど、俺は一体どうすればいいんだろう

としぞう(著)
カクヨムで作品を読む

あらすじ
「兄に言われ、借金のカタとして参じました。これからよろしくお願いいたします」
大学1年の夏、白木求の1人暮らしのアパートに突然押しかけてきたのは、彼の友人である宮前昴の妹、宮前朱莉だった。
求にとって朱莉は同じ高校の後輩にあたるが、高校時代殆ど話したことがなかった。
抱いていた印象も、学年を越えて話題にもなるどこか浮世離れした美少女という外見と、兄思いの良い子というフワッとしたものくらいしかない。
そんな朱莉が突然、兄・昴の借金のカタとして身を差し出してきた――それも、たかだか500円の借金の為に。
あまりに突飛な展開に戸惑う求だったが、そんな彼を強引に言いくるめ、着々と居候の準備を進めていく朱莉。
しかし、当然この借金のカタ云々には裏があった。
実は朱莉は以前から、求に対して特別な感情を抱いていて――
少し残念な一面も見え隠れする債務者の妹と、そんな彼女の好意に気が付かない兄の債権者との、奇妙な同居生活が始まる。
「これは本気で取り立てた方がいいな……」
「ふふふ、気長に行きましょう」
時には理路整然と、時には勢い任せに、時に空回りしながら、2人は少しずつ互いを理解し、距離を詰めていく。
これは、そんな2人を描いたひと夏の物語である。


ゲームノベル特別賞

エイス大陸クロニクル~死に戻りから始める初心者無双~

お芋男爵(著)
カクヨムで作品を読む

あらすじ
一人も友だちを作らず、VRでオフラインの格闘ゲームばかりプレイしていた伊海田杏子(いかいだきょうこ)。彼女はある日、とあるゲームのCMに目を奪われる。
『エイス大陸クロニクル』――通称ECCと呼ばれるVRMMORPGだ。
リアルなグラフィックと心躍るファンタジックな世界観。「八番目の大陸にて自分たちだけの年代記を創り出せ」というコンセプト。今までオンラインに興味のなかった彼女だが、さっそく始めてみることに。
ところが、正式サービス開始と共にログインした彼女が降り立ったのは、何故か高レベルのモンスターがひしめくダンジョンだった。
「へぇ、噂に聞くRPGのチュートリアルって、こんな感じなんだ」(違います)
幾多の強敵を相手に何度も何度も死に戻り、それでも諦めず投げ出さず戦いを続ける杏子。その結果、ダンジョンを出る頃には杏子は誰よりも強いプレイヤーとなっていた。
オンラインVRの基本すら知らない陰キャ少女が時にうじうじし、時にひどい勘違いをしながらも自分だけの年代記を創り上げていく。


第2回 ファミ通文庫大賞

10月16日に第2回ファミ通文庫大賞の最終選考結果が発表され、応募総数3134作品の中から優秀賞1作品、特別賞2作品、ゲームノベル特別賞1作品が選ばれました。大賞は残念ながら該当作品なし。
受賞作品はファミ通文庫から2021年上半期に刊行予定。また、ゲームノベル特別賞はコミカライズも検討しています。

第2回ファミ通文庫大賞はジャンル不問の文学賞ですが、ゲームノベル特別賞はゲームが作中に登場する作品が対象。
第2回の応募総数は3134作品で、最終選考には311作品が残りました。3134作品はえんため大賞も含めて、歴代最多の応募数です。

選考委員:ファミ通文庫編集部、コミックコンテンツ編集部(協力)
応募数:3134作品(最終選考311作品)
賞金:大賞200万円、優秀賞50万円、特別賞15万円、ゲームノベル特別賞15万円

関連リンク
ファミ通文庫大賞 | 新人賞 | ファミ通文庫 | KADOKAWA
ファミ通文庫大賞 最終選考結果 – カクヨム

タイトルとURLをコピーしました