2021-01

沖縄タイムス出版文化賞

第41回沖縄タイムス出版文化賞(2021)

修羅と豊饒 平敷武蕉(著)コールサック社 あらすじ平敷氏の批評する姿勢は、たとえ大家であっても新人であっても決して手を緩めることなく作品に向きあって、沖縄文学の優れた試みであるか否かを内面に問いながら記述していく、純粋な批評精神に貫かれている。 レビュ 読書メーター ブクログ 大航海...
舟橋聖一顕彰青年文学賞

第32回舟橋聖一顕彰青年文学賞(2020)

りぃちゃん
福島優香里(著)

舟橋聖一文学賞

第14回 舟橋聖一文学賞(2020)

駆け入りの寺
澤田瞳子(著)

落飾した皇女が住持を務める比丘尼御所。そのひとつである林丘寺では、前住持であり後水尾帝の皇女・元瑶と、現住持である霊元帝の皇女・元秀を中心に、宮中と同じような生活が営まれていた。 四季折々の年中行事、歴代天皇の忌日法要を欠かさず行い、出家の身でありながら、和歌管弦、琴棋書画を嗜む。そんな宮中さながらの平穏で優雅な暮らしが営まれている林丘寺には、ある日、夫との離縁を望む女が飛び込んできたり(「駆け入りの寺」)、総門の前に赤子が置かれたりと、次々に思いがけない出来事が(「三栗」)……。 現世の苦しみから逃れた、その先にあるものとは何なのか。雅やかで心に染み入る七篇が収められた連作時代小説。
300文字小説賞

第25回300文字小説賞

納豆新聞
中尾聖河(著)
北日本文学賞

第55回 北日本文学賞(2021)

きぼう
谷町蛞蝓(著)

大阪の小学校で外国人児童の学習支援をする30代の「私」が主人公。ネパール出身の男の子「ラム」との生き生きとした交流から物語は始まる。仕事場の小学校では異国で苦労するラムに心を寄せる一方で、自宅の古いアパートでは過ぎていく時間を生気無くやり過ごす「私」。昔一緒に暮らした男性の思い出や、彼の日課だった宇宙ステーションの話が印象的に挿入される。
キノベス!

キノベス!2021

滅びの前のシャングリラ
凪良ゆう

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。
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