第55回 北日本文学賞(2021)

桂馬と王様、王女様

きぼう

谷町蛞蝓(著)

あらすじ
大阪の小学校で外国人児童の学習支援をする30代の「私」が主人公。ネパール出身の男の子「ラム」との生き生きとした交流から物語は始まる。仕事場の小学校では異国で苦労するラムに心を寄せる一方で、自宅の古いアパートでは過ぎていく時間を生気無くやり過ごす「私」。昔一緒に暮らした男性の思い出や、彼の日課だった宇宙ステーションの話が印象的に挿入される。

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宮本輝氏の選評


選奨

恵子という名前の女

美濃左兵衛(著)

家外不安全

岡本佳奈(著)

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