日本ファンタジーノベル大賞 2019

黒よりも濃い紫の国(約束の果て―黒と紫の国―) 高丘哲次

黒よりも濃い紫の国

(「約束の果て 黒と紫の国」に改題)
高丘哲次(著)
新潮社

あらすじ
父が託した二つの遺物、それが全ての始まりだった。偽史と小説、大国・伍州で生まれ、その奇抜を極めた内容から遠古より虚構とされてきた二書には、伝説の国、壙とジ南(じなん)の王を巡る、ある“悲劇”が記されていた。数奇なる運命のもと、時代、国境を越え読み解かれていった、物語の結末とは。そして、書に導かれるかのごとく約束の地を訪れた「私」が目撃した光景とは―。二つの虚構が交わる時、世界の果てに絢爛たる真実が顕れる。5000と70年の時を繋ぐ、空前絶後のボーイ・ミーツ・ガール。

候補作品

「まじない屋の愛情」 実石さえ(著)
「ミスター・ゴーストハンター」 末喜晴(著)
「愛されざる子どもたち」 真路掬子(著)
「黒よりも濃い紫の国」 高丘哲次(著)

日本ファンタジーノベル大賞 2019

選考委員:恩田陸、萩尾望都、森見登美彦
賞金:300万円
掲載:小説新潮

関連リンク
小説新潮日本ファンタジーノベル大賞 2019
高丘哲次 『約束の果て―黒と紫の国―』

タイトルとURLをコピーしました