第9回 河合隼雄物語賞(2021)

出典:amazon.co.jp

水を縫う

寺地はるな(著)
集英社

あらすじ
松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。
学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが――「みなも」
いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とは――「愛の泉」ほか全六章。
世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。

受賞詳細ページ(河合隼雄財団)

第9回 河合隼雄物語賞について

  • 選考委員
  • 小川洋子、後藤正治
  • 応募数
  • 毎年3月からさかのぼって2年の期間内に発表・発行された作品を選考対象
  • 賞金
  • 記念品および副賞100万円
  • 掲載誌
  • 雑誌「新潮 8月号」に選評を掲載
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