第37回 さきがけ文学賞(2020)

ヒカリ指す

北原岳(著)

あらすじ
東日本大震災で津波被害や原発事故に見舞われた福島県から他県へ移り住んだ少年の物語。学校でいじめに遭うが、女性として生きるトランスジェンダーの叔父と巡り合って活路を見いだし、成長していく人間ドラマを描いた。


賽銭泥棒

荒川眞人(著)

あらすじ
神社や寺院で泥棒を繰り返す男が主人公。ある日、賽銭箱をあさる姿を少女に目撃されてしまう。男は少女が母親から日常的にせっかんを受けていることを知り、ふびんに感じて救いの手を差し伸べる。


最終候補作品

「青い月」 水野文(著)
「小野寺穂乃の疾走」 笹耕市(著)
「胎児たちの夏休み」 水沢陽一(著)
「ヒカリ指す」 北原岳(著)
「賽銭泥棒」 荒川眞人(著)

第37回 さきがけ文学賞

11月3日に最終選考結果が発表され、2作品が入選となりました。選奨は該当なし。
入選作品は秋田魁新報に連載中です。

選考委員:西木正明、高橋千劔破、諸田玲子
応募数:223作品
賞金:50万円、ANA国内線任意1路線往復ペア航空券
掲載:秋田魁新報

関連リンク
第37回さきがけ文学賞
選考経過
講評と最終候補作品
北原岳さん「ヒカリ指す」 人のつながり、温かく
荒川眞人「賽銭泥棒」 宿場町舞台の人情話

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